
0.001mm以下のプラスチック粒子が海を満たしつつある:研究結果
1マイクロメートル未満の極小サイズのナノプラスチックが、想定をはるかに超える規模で北大西洋を漂っていることが、最新の研究で初めて明らかになった。これまで見過ごされてきた海洋汚染の実態が浮き彫りになったといえる。
By Ritsuko Kawai
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テックエリートが暗闇に籠もる、「ダークネス・リトリート」という名の最新スピリチュアル修行
セレブたちがこぞって参加する、真っ暗闇で何日も過ごすリトリート。「究極の瞑想」とも言われるこの体験で得られるものは、本当の自分か、あるいは精神の破滅か──。
By Mattha Busby
科学者はアーティストの“同志”──宇多田ヒカル「CERN探訪記」
キャリア25周年を記念したベストアルバムのタイトルが『SCIENCE FICTION』。CD初収録となる新曲のモチーフは「シュレーディンガーの猫」、あるいは「量子もつれ」。長年培ってきた“サイエンスへの求知心”を、ここにきて顕わにしだした不世出のアーティスト・宇多田ヒカル。そんな彼女が、素粒子物理の世界的研究拠点の一角、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)を訪れて感じたこと、考えたこと。
By Tomonari Cotani
Speculative Zone
最も読まれたメンバーシップ限定記事ベスト5(July/2025)
『WIRED』日本版の好評サブスクリプション・サービス「WIRED SZ MEMBERSHIP」で毎月編集部がキュレーションする会員限定記事のなかから、先月最もメンバーたちに読まれた5本を紹介。
By WIRED STAFF
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AIが生成したレシピで、料理を実際につくってみた
生成AIを活用する「レシピジェネレーター」に実際にメニューを作ってもらい、複数の料理を試作してみた。味見のできないAIは、人間の料理人を置き換えることができるのだろうか。
By Joe Ray
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感染しなくても脳が老化? 新型コロナウイルスが残した影響:研究結果
新型コロナウイルスのパンデミックに伴う社会的孤立やストレス、将来への不安が、脳の老化を加速させた可能性があることが、最新の研究で明らかになった。
By Javier Carbajal
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いますぐ観たい! Netflixのおすすめ映画46選【2025年最新】
『ブリック』や『あの星に君がいる』、『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』 など。いまNetflixで観るべき映画を紹介しよう。
By Matt Kamen and WIRED STAFF
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テスラ・ダイナーに集まる人々── “人類最後の希望”と未来の味を求めて
テスラはロサンゼルスに、レトロフューチャーなダイナー兼大型充電拠点をオープンした。開業初日、そこには火星行きを夢見る熱心な支持者から、イーロン・マスクの政治姿勢に疑問を抱きつつも製品は支持する人までが集まっていた。
By Jason Parham
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いますぐ観たい! Netflixのおすすめ映画48選【2025年最新】
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By Matt Kamen、WIRED STAFF
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EXPO 2025
ライフサイエンスの知と技術:スイスパビリオン新企画展の見どころ
大阪・関西万博スイスパビリオンの展示室3で、新しい企画展「Life/生命」が始まった。未来の医療からAI花粉観測まで、多数の最先端プロジェクトが展示されている。期間は8月上旬まで!
By Akihico Mori
EXPO 2025
〈静けさの森〉編:大阪・関西万博と“共鳴”する究極のコース
大阪・関西万博の理念を体現するコースを、テーマ事業プロデューサー宮田裕章と歩くシリーズの2回目は、「大屋根リング」から「静けさの森」へ。
By Michiaki Matsushima、Erina Anscomb
EXPO 2025
大阪・関西万博と“共鳴”する究極のコース:〈大屋根リング〉編
円環とその中心──大阪・関西万博の理念を体現する「大屋根リング」「静けさの森」「Better Co-Being」の三位一体コースを宮田裕章がナビゲート。
By Michiaki Matsushima、Erina Anscomb
EXPO 2025
〈パビリオン〉編:大阪・関西万博と“共鳴”する究極のコース
「大屋根リング」「静けさの森」と歩いてきた大阪・関西万博の究極コースは、いよいよ宮田裕章のシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」へ。
By Michiaki Matsushima、Erina Anscomb
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誤用可能な「楽器」としてのAIツール、Neutoneを題材に:徳井直生の『続・創るためのAI』
変化の速いAI技術の波に乗り、翻弄され、ときに抗いながら、AIとわたしたちの関係の望むべき未来像を考察していく、アーティスト・徳井直生による連載。第4回は、徳井自身が代表を務めるNeutoneの取り組みを軸に、DIYの余地を残すAI技術を考察する。
By Nao Tokui
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民主主義を再活性化するポリティカルイノベーション
政治システムの問題を発見し、解決に向けて集合的に取り組むポリティカルイノベーションの動きが日本でも始まっている。
By Ai Nakajima
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「技術決定論」というスパイラル|テクノロジーの哲学マップから考える〈技術哲学入門〉
テクノロジーに対する人々の世界観の違いをマッピングすることから見えてくる、技術と人間の複雑な関係。今回は『WIRED』読者にも馴染み深い「技術決定論」に焦点を当てる。
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食卓にMSG(うま味調味料)を取り戻した米国
MSG(うま味調味料)の評判が悪いのは、世間が誤った情報に惑わされたからだ。いまMSGの力に注目する料理本が続々と刊行され、わたしたちの味覚を呼び覚まそうとしている。
By Joe Ray
DJ体験を身近に。手のひらサイズの音楽ガジェット「TINY MIXX」という新提案
ミュージックカードとスマートフォンを組み合わせて新しい音楽体験を提案する製品「TINY MIXX」のプロトタイプを、DJ機器で有名なAlphaThetaが発表した。その背景には、「DJ体験をもっと身近なものにしたい」という開発者の強い思いがあった。
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Netflixでいま観るべき、おすすめドラマ・番組50選【2025年最新】
『SAKAMOTO DAYS』の第2クールや、『スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年』のシーズン3、『エテルナウタ』など。注目の話題作が続々登場するNetflixのおすすめ番組を、US版『WIRED』編集部がピックアップした。
By Matt Kamen、WIRED STAFF
ガザで進行する栄養失調の実態──長期的な健康被害に懸念
WHOによれば、ガザの5歳未満の子どもの5人に1人が急性栄養失調に陥っている。その影響は、いまこの瞬間の命を脅かすだけでなく、子どもたちの成長や発達を阻み、未来の世代にまで深刻な健康被害を及ぼすおそれがある。
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K-POP界の帝王が仕掛ける、KATSEYEデビューの方程式
BTSの仕掛け人パン・シヒョクは、K-POPアイドルを世界的スターにするべく米国に進出。今夏来日する多国籍ガールズグループKATSEYEは、いわば彼の独自メソッドの集大成なのだ。
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ネアンデルタール人にも文化的な多様性があった:研究結果
約70km離れた洞窟で暮らしていたネアンデルタール人の集団が、獲物の解体方法において異なる技術や伝統をもっていた可能性が明らかになった。骨に残された痕跡からは生活文化の多様性が浮かび上がってくる。
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メタ、「超知能ラボ」で“自ら進化するAI”を開発する構想明かす
メタのCEOであるマーク・ザッカーバーグは新設された「Meta Superintelligence Labs」にて、人間の介入を最小限に抑えた自ら学習するAIの開発に注力しているという。
By Lauren Goode
Cursorの新ツール「Bugbot」、AIが書いたコードのバグをAIで検出
AI支援型コーディングサービスCursorを展開するAnysphereが、バグを検出するAIツール「Bugbot」を公開した。ソフトウェア開発の速度が上がるなか、見落とされがちなエラーを自動で検出し、AI時代の開発現場を支援する。
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韓国版NASA、月面基地建設に挑戦
韓国は、新設した宇宙機関KASAの下で、2045年までに月面基地の建設に挑む。ロケットも探査機も自前で開発し、アジアの宇宙競争において存在感を高めようとしている。
By Javier Carbajal
メタ、一部採用試験でAI使用解禁。「バイブコーディング」人材獲得狙う
マーク・ザッカーバーグは、バイブコーディングがメタのエンジニアリングにとって重要になると語っており、面接段階からAI活用を進める姿勢を鮮明にしている。
By Jason Koebler
ダ・ヴィンチの人体図に隠された三角形は、長年の謎を解く鍵になるか?
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「ウィトルウィウス的人体図」。腕や脚の比率がなぜあのように設定されたのかについて、数多くの説が唱えられてきた。いま、その謎に迫る手がかりとして、ある研究が注目を集めている。
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Z世代の“セックス不況”、その背後にあるSNSの影響
ジャーナリストのカーター・シャーマンは、100人以上の若者に「なぜセックスをしないのか」と訊いた。その過程で見えてきたのは性的欲求を抱えながらも、複雑な状況のなかで孤立するZ世代の姿だ。
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テスラはなぜ勢いを取り戻せないのか? 「モデルY」刷新も販売が回復しない理由
新型「モデルY」を投入しても、テスラの販売不振が止まらない。一部刷新ではなく、大胆なモデルチェンジこそが起死回生の一手だとの指摘もある。専門家たちの分析とともに、その背景に迫った。
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海面が高温になる「海洋熱波」が、“異常”の域を超えつつある:研究結果
地球規模で発生した2023年の記録的な海洋熱波は、規模や強度、継続期間において過去の常識を覆すものだった。最新の研究によると、地球温暖化によって気候システムが臨界点に近づいている兆候かもしれないという。
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顔の有無に関係なく偽動画を見破れるAI技術が、ディープフェイクの進化に歯止めをかける
背景が改ざんされた映像やAI生成動画を、顔の有無に関係なく高精度で見抜けるAIモデルを米国の研究者たちが開発した。高度なディープフェイクが蔓延するなか、偽情報の拡散に歯止めをかけるための新たな武器となるかもしれない。
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パーキンソン病の症状、マウス実験で改善に成功:研究結果
マウスを使った最新の2件の研究により、将来的に人間のパーキンソン病の症状を改善できる可能性がでてきた。一方で、この複雑な疾患には複数の補完的療法を併用する必要があるだろうと警告する専門家もいる。
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「ケトジェニックダイエット」の新論文が、栄養学の世界で論争を巻き起こした理由
高脂肪・低糖質のケトジェニックダイエットを続ける人々を対象とした、血中コレステロール値とプラーク形成の関係についての新たな論文が発表された。しかし、研究手法やデータの報告方法に重大な問題があるとして激しい批判が殺到した。
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水没の危機が迫る島国ツバル、オーストラリアへの国家移住計画が始動
南太平洋に位置するツバルが、海面上昇による水没危機に直面している。国家として初の計画的な集団移住を始め、今後は毎年280人ずつオーストラリアへ移住する予定だ。国と文化の継承を目指し、かつてない取り組みが進んでいる。
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ライブ映像をリアルタイムで変換するAI「Mirage」登場
スタートアップのDecartが開発したAIモデルは、プロンプトを打ち込むだけでライブ映像の見た目をリアルタイムで変換する。この技術が、ライブ配信を大きく変えることになるかもしれない。
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グーグルの元トップ研究者が開発。“ソフトウェアのつくり方”を理解するAI
グーグル出身の研究者らが開発したAIエージェント「Asimov」は、コードだけでなくメールなどのやりとりを読み込むことで、ソフトウェアがつくられる過程を理解するという。
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ガス雲から直接形成された可能性がある超巨大ブラックホールが発見される
巨大なガス雲から直接形成された可能性がある超巨大ブラックホールが、このほど発見された。謎が多かった超巨大ブラックホールの形成過程を解明する手がかりになるかもしれない。
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